求人募集に一番多い職種が“営業”だということを皆さんご存知かと思います。事実、世の中で働く社会人のうち、約7割が営業マン、と言われています。そのため、第二新卒と呼ばれる皆さんが就職・転職後につく仕事は、【営業】が多いと言っても過言ではない割合です。残り3割の中には、技術職や事務職、SE・PGなどがあります。しかし、商品を開発しても世の中にアピールしてくれる人がいないければ、せっかくの商品も世の中に知られないうちに消え去ってしまいます。
つまり、どの企業様もやはり【営業】、特に若くて元気にPR活動をしてくれる【会社の看板を背負う要】を求めていることに変わりはありません。人気の高い企画や広報なども、結局、現場を知らないと広められません。はじめは営業からスタートし、経験を積み、実績を作っていくことが一般的です。企業側からの意図をしっかりお伝えしておきたいと思います。
なぜ企業が営業を経験させたいのか? その理由は以下の四つです。
右のような単語を頭に浮かべた方がいらっしゃるのではないでしょうか?この言葉を思い浮かべれば“営業職に就きたい”とはならないですよね。「営業なんて、できることならしたくない!」そんなことありません。営業には自分の可能性や価値観を広げるチャンスが眠っています。なぜなら、営業とは“自社の商品を説明する役割”であるからです。
たとえば、自分が読んで面白かったマンガを友人に勧めるように、自分が食べておいしかった料理を恋人に勧めるように、自分が観て思わず感動した映画を両親に勧めるように、「勧めたい」と思ったものは、ごく自然に日常では伝えていると思います。それが仕事になった時、“営業”と呼ぶ、ただそれだけなのです。
世の中に、営業が“苦手”だとか“嫌い”という方が多い理由として、自分が「勧めたい」と思える商品でないものを営業しているから、あるいは、商品を好きになる努力が足りないから、と言われています。まだ営業経験がない方がこういった社会人を目にしたり、耳にすると、「営業なんてやりたくない」と思ってしまうことは、無理もありません。これ以上、営業に悪いイメージを持たれないようにするためには、自分が世の中に「勧めたい」「広めたい」と思える商品に出会うこと。あるいは、商品のいいところを自分なりに見つけることができれば、たとえ話すことが苦手でも、その「広めたい」という想いさえ伝わると、きっとお客様は「これ、いいわね」と買ってくださるのです。